美里、気合の“雪辱ヘア”で堂々「金メダル」宣言
2012年07月21日 06:00
五輪
19歳で挑み3位となり平成生まれ初のメダリストとなった北京は「ただ悔しかっただけ」の舞台だった。以来、その雪辱だけを目標に努力を重ねた。09、11年と世界選手権は2度制覇。「あの頃は技も少なかったし、力もなかった。今の方が強いと思います」。押しも押されもしない優勝候補として臨む2度目の五輪を前に、中村が選んだのは“北京を超える”北京ばりの髪形だった。
「4年前は何をやってるか、訳が分からないまま。今の方が落ち着いている」と最近は自らを客観的に分析する余裕がある。この日は壮行式で「やるべきことはすべてやってきた。全力を尽くして金メダルを獲りたい」と堂々の優勝宣言。北京の準決勝で完敗したアン・グムエ(北朝鮮)はノーシードで、初戦から対戦する可能性もあるが、もはやそのリベンジは通過点に過ぎない。全日本女子の園田隆二監督も「普通にやれば普通に勝てる選手。動じないところも頼もしい」と優勝に太鼓判を押していた。