FIFA収支、125億円赤字か 14年ぶり 汚職問題が原因に

2015年12月03日 09:16

サッカー

 国際サッカー連盟(FIFA)は2日、スイスのチューリヒで理事会を開き、2015年の収支が1億300万スイスフラン(約125億円)の赤字となると報告した。英PA通信が報じた。汚職スキャンダルの影響で、新規スポンサーが獲得できていないことや訴訟関連費用が膨らんでいることが理由。赤字となれば01年以来、14年ぶりという。
 FIFAは為替の変動などを理由に、赤字額は予測であり、まだ確定はしていないとしている。

 理事会では改革の一環として、現職各理事にFIFAと取引のある業者に親族がいるかを申告する書類の提出を求めた。また失墜したFIFAの信頼を18年ワールドカップ(W杯)までに回復させることを目指す工程表も示した。理事会は3日も引き続き行われ、改革案について話し合う。

 アディダスなどスポンサー5社は組織改革のための「独立した監視機関」の設置を求めている。田嶋幸三理事は「改革は待ったなし」と危機感を募らせた。(共同)

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