大久保 ストライカー対決制する!一気2発で最多得点だ

2016年02月27日 05:30

サッカー

大久保 ストライカー対決制する!一気2発で最多得点だ
開幕戦の予行演習?選手同士のゲームで喜びを爆発させる大久保
明治安田生命J1第1S第1節 川崎F―広島
(2月27日 Eスタ)
 24年目を迎えたJリーグは27日、開幕し、8試合が行われる。川崎FのFW大久保嘉人(33)は昨年のJ王者・広島との試合でゴールを狙う。相手は、中山雅史と並んでJリーグ通算最多157得点の佐藤寿人(33)が先発。通算得点で1差に迫る大久保はストライカー対決を制し、4年連続得点王、そしてリーグ制覇へ弾みをつける。また、浦和に移籍したU―23代表DF遠藤航(23)は柏戦での先発が濃厚だ。

 開幕を迎える大久保には風格が漂っていた。約1時間の練習を終えて敵地に向かった3年連続得点王は「いつも通りです」と余裕すら感じさせた。昨年の王者・広島との対戦以上に注目を集めるのは中山雅史が持つJ1通算得点記録157点に並んでいる佐藤と1点差で追う大久保のストライカー対決。NHK総合で生中継されるほどだ。

 「そのために、この組み合わせにしたんでしょ。面白くしたいね」。ファンを沸かすには得点を決めることが一番。「焦らずやりたい」と集中力を切らすことなく、昨年のJ王者のゴールをこじ開ける意欲を見せた。

 佐藤とはC大阪入団2年目の02年に1年間、一緒にプレーした。U―19日本代表でも一緒だったが、大久保がポジションを獲り、ケガなどもあって控えに回った佐藤は翌年、仙台に移籍した。結果が全て。プロの厳しさを目の当たりにさせられた因縁の関係でもあった。以前に「(中山の記録を)抜くのは時間の問題だし、僕が先でも、後でもいい。2人で伸ばせたらいい」と語ったように、10代からのライバルとの競演を楽しみにしている。もちろん負けるつもりはない。「大きく離せる。ペースを見れば分かる」と佐藤に大きく水をあける自信も口にした。

 13年に川崎Fに移籍した年からJリーグ初の3年連続得点王に輝いた。前所属の神戸で「終わった」と思っていた男がまだ成長している。4年連続得点王についても「自信あります。3年連続で獲っているから言わないと駄目でしょ」と言い切る。

 前日、先週銀色にした髪を開幕仕様に染め直した。「上からシルバーを乗せただけ」と身だしなみも整えた。練習最後の円陣。「一人一人が俺がやるんだという気持ちで一試合一試合大事に戦っていこう」。大久保の決意表明に全員がうなずいた。

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