うまスタで85日ぶり試合再開 C大阪サポから熊本激励横断幕も
2016年07月03日 20:02
サッカー
明治安田生命J2リーグは3日、各地で第21節が行われ、熊本地震の影響で使用できなかったロアッソ熊本のホーム「うまかな・よかなスタジアム」(熊本市東区)での試合が地震前の4月9日に行われた熊本―山口戦以来85日ぶりに再開された。
試合前には、熊本市の大西一史市長(48)が自身のツイッターで「今夜はロアッソ熊本の震災後初ホーム再開戦です。相手はセレッソ大阪。素晴らしいゲームを期待しています。会場のうまスタは全国の皆様からの支援物資を受け入れた場所で、そこで今日試合が再開出来る事は感慨深いものがあります。音楽もスポーツも私達に日常を与えてくれます。私も参戦します」とツイートし、蒲島郁夫熊本県知事(69)らとともにキックオフセレモニーに登場。
対戦相手のC大阪サポーターからは「熊本にJリーグが帰ってきたこの日をオレ達も忘れない!サッカーの絆と共に…頑張ろう熊本」との横断幕が掲げられ、C大阪の選手たちはユニホームの上から「FOOTBALL SAVES KUMAMOTO」と書かれたTシャツを着用して入場した。
安全が確認されたメーンスタンドの9800席のみ観戦チケットが販売され、9322人を動員。前半8分、左ショートコーナーからの折り返しをDF薗田淳(27)がダイビングヘッドで決め、プロ10年目にしてJ初ゴールが先制点となると、真っ赤に染まったスタンドのボルテージが上がった。13分に追いつかれ、25分にはFWリカルド・サントス(29)の突破を阻止しようとした薗田がペナルティーエリア内で手を使ったとして一発退場。このプレーで与えたPKを27分にFWブルーノ・メネゲウ(29)に決められ逆転を許すと、10人での戦いとなった熊本は結局今季最多の5失点。悔しい6戦ぶりの敗戦となったが、試合後はC大阪の選手たちも熊本サポーターのもとへ足を運ぶなど、サッカーを通じた友情シーンが随所に見られた試合だった。
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