久保、日本初Vから世界衝撃W杯優勝!本田流ビッグマウス予告
2017年09月23日 05:30
サッカー
参加を直訴するほど、この舞台を待ち焦がれていた。5月に飛び級でU―20W杯に参加。その後、森山監督にU―17への思いを問われた際「絶対やりたいです」と伝えたという。U―20世代でも遜色ない活躍を見せ、FC東京では既にJ1カテゴリーのルヴァン杯を経験。さらに上だけを目指すこともできるが、アジア予選に出場するなど思い入れの強いこのチームで世界と戦いたかった。「同世代の中で自分の立ち位置を知りたい。結果を残したい」――。17歳以下の才能が一堂に会す舞台は、格好の腕試しにもなる。
日本のU―17W杯での最高成績は93年と11年のベスト8。93年は中田英、宮本ら、11年は南野、植田らを擁したが、その歴史を塗り替えることは、新・黄金世代の到来を意味する。「日本が優勝すると思っている人は少ないというか、ほぼいない。それを良い意味で驚かせることができたら」。世界中へ衝撃を与えるという壮大なミッションに胸は躍る。「(U―17で)優勝できたら後々、自分たちがW杯世代になった時に(W杯で)優勝できる可能性も増えてくる。短い目で見ても長い目で見ても、この大会は本当に重要。精いっぱい全力で頑張りたい」とまで言い切った。
久保の初めての世界舞台となったU―20W杯は、決勝トーナメント1回戦ベネズエラ戦で散った。途中出場ながら流れを変えられず、「正直、忘れていない」と言った。悔しさばかりが残った世界舞台。名門バルセロナの下部組織出身の天才は、リベンジの時を待っている。