米MLS“百戦”錬磨弾 FWビジャ、経験武器に4大会連続W杯目指す
2018年03月13日 11:30
サッカー
スペイン代表としてロシアに行くことを諦めていない。1月にスペインメディアで自身4度目となるW杯出場を目指す決意を示していた。「ロペテギ監督は自分をチェックしてくれているし、FW候補の一人であることは分かっている」と自信を示した上で「監督が選ぶ最高の(W杯)メンバーの一員になれればうれしい。自分にできることは最高のプレーを続けること」。
3度目のW杯出場となった14年ブラジル大会後、3年以上スペイン代表から遠ざかり、一時は復帰を諦めていた。15年に米MLSへ移籍して欧州を離れた上に、代表は若返りを図っており「現実的に難しいと思っていた」。それでも16、17年と2年連続で20得点以上をマークするなど過去3年でリーグ94戦63得点と活躍。現地で観戦した指揮官に「得点を量産しているし、高いレベルでプレーしている」と健在を認めさせて昨年9月に念願の復帰を実現させた。
ベテランの復帰は、代表のセンターフォワードの層の薄さの裏返しでもある。W杯出場が当確といえるのはモラタ(チェルシー)くらいで、半年のブランクに不安のあるジエゴ・コスタ(Aマドリード)ら2番手以下は不透明。W杯で通算9ゴールを挙げ、10年の初優勝にも大きく貢献したビジャが、豊富な経験を生かしてメンバー入りを狙う余地は十分にありそうだ。