ウクライナ指揮官 ハリルJへの提言…歴史を塗り替えるために必要なこと
2018年03月26日 10:00
サッカー
「W杯は強度のチームプレーが必要とされる場。一致団結して、強く協力しあうことが必要な場なのです」。
日本はW杯1次リーグでコロンビア、セネガル、ポーランドと対戦する。今回のウクライナ戦は仮想ポーランドの位置づけとなるが、ポーランドにはFWレバンドフスキ(バイエルンM)という絶対エースが君臨する。
「レバンドフスキはとてもいい選手。ピッチで、とてもいいプレーをする。決定力もとても高い」。
そのレバンドフスキをどう封じればいいか。かつて「ウクライナの矢」の異名を取った元ストライカーの敵将は、チーム全体でキーマンを守る必要性を明かす。
「まず第一に、今日のサッカーではDFとMFの(それぞれの)戦略に分かれていない。守備の動きは、まず第一にシンクロナイズドされないといけない。チーム全体がそれに参加するようにね。ただ、一番いい守備はゴールを入れさせないことですが(笑い)」。
守備の不安だけでなく、日本は慢性的に「決定力不足」と指摘され続けている。シェフチェンコ監督はウクライナ代表最多の48得点をマーク。価値のあるゴールを決め続けてきた敵将は、その特効薬を持っているのか。
「FWの決定力は個人の技術です。どういう点で違うかというと、日本代表にはビッグクラブで高いレベルで活躍している選手がいません。だからこそ、成功を達成するためにチームプレーが必要です。そう、決定力不足は日本代表だけの話ではなく、我々ウクライナもその問題を抱える時があります。どのチームでもあることです。ただ、日本のFWへのアドバイスは1つ…。そのアドバイスは27日の試合の後に教えますよ。それまでは教えませんね(笑い)」。