「マイアミの奇跡」の立役者・伊東、今度は沼津で“奇跡”呼ぶ

2018年04月21日 09:45

サッカー

「マイアミの奇跡」の立役者・伊東、今度は沼津で“奇跡”呼ぶ
天皇杯出場に向け精力的に練習に取り組む沼津MF伊東 Photo By スポニチ
 第23回スルガ杯争奪県サッカー選手権兼第98回天皇杯全日本選手権県決勝大会準決勝は22日、愛鷹で行われJ3沼津は藤枝市役所と対戦する。
 昨年は県初Vを果たし本大会初出場も決めた。同大会に3試合出場した元日本代表のMF伊東輝悦(43)は「いつも戦わない相手と戦う面白さがある大会」と意気込む。

 昨季入団以降、ここまでリーグ戦不出場。だがJ2京都を倒し、J1横浜に2―4で敗れた昨季の天皇杯は存在感を示した。今季は右足首痛もあったが「先週くらいで痛みもひいた。変なストレスもなくなった」と声も弾み、吉田謙監督(48)も「闘争心のある選手を使うが、テルも十分可能性はある」と期待を寄せている。

 練習はボランチで精力的にプレーし、若手が「あの年であの動き。ひそかに凄い練習を積んでいるのか」と驚く動きを披露している。一方で伊東もイレブンを称え、昨季J参入元年で3位、今季リーグは暫定2位と好調の仲間を「力はある。今年も格上に勝つチャンスはある」と頼もしく見つめた。

 連勝で2年連続県代表。本大会は初戦勝利で鹿島と対戦できる。J2ライセンス取得が不透明な状況下、天皇杯で台頭すれば状況好転へ機運も高まり「いい意味で注目度も増す」と伊東も力説する。

 96年アトランタ五輪ブラジル撃破「マイアミの奇跡」の立役者は、同五輪代表監督・西野朗氏(63)の日本代表監督就任で再脚光を浴びている。「俺も年をとった」と笑うが「準備はしてきた」と気合十分。昨年を超える「沼津の奇跡」へ、今年44歳を迎えるベテランは舞台の幕開けを心待ちにしている。

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