名将ベンゲル監督 ホーム最終戦でサポーターに別れ「私もアーセナルファン…生き方そのもの」

2018年05月07日 22:37

サッカー

 今シーズン限りで退任するプレミアリーグ・アーセナルのアーセン・ベンゲル監督(68)が6日、ホーム最終戦のバーンリー戦後に別れの挨拶を行なった。試合は5―0でアーセナルが大勝した。
 J1名古屋を指揮した直後の96年10月の就任から22年にわたってアーセナルを率いてきたフランス人指揮官は、プレミアリーグ3回、FA杯7回など多くのタイトルを獲得。試合後のセレモニーでレプリカの優勝トロフィーを受け取った後にマイクを握り「まず最初にファーガソンが回復を祈りたい」と5日に脳出血の手術を受けたマンチェスターU元監督のファーガソン氏にお見舞いの言葉を贈った。

 さらにサポーターに「長い間、私を支えてくれてありがとう。簡単ではなかったと思う」と感謝。「私もみなさんと同じように、アーセナルファンだ。ただサッカーを観戦するという以上の意味がある。生き方そのもの。美しいサッカーを愛し、その価値観を大切にすることだ」と美しいサッカーで勝つことを追求してきたことを強調した。

 「素晴らしい選手とスタッフがいるこのチームをどうか来季も応援してほしい。最後はシンプルな言葉で締めくくりたい。あなた方に会えなくなるのは寂しい。ありがとう。さようなら」。サポーターのスタンディングオベーションを受けならピッチを一周し、別れを告げた。

 アーセナルを指揮するのは、あと2試合。ともにアウェーの9日のレスター戦、13日のハダースフィールド戦となる。

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