川崎F小林サプライズ弾!25M強烈ミドル 代表選出へ天命待つ

2018年05月13日 05:30

サッカー

川崎F小林サプライズ弾!25M強烈ミドル 代表選出へ天命待つ
後半13分、ゴールを決める川崎F・小林 Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1第14節   川崎F2―1柏 ( 2018年5月12日    三協F柏 )】 J1は12日に6試合が行われ、川崎Fは敵地で柏と対戦し2―1で勝利した。エースFW小林悠(30)が後半13分に約25メートルの強烈な右足ミドル弾を決め、チームをリーグ19戦ぶりの逆転勝利に導いた。14日はW杯ロシア大会の予備登録メンバー35人の提出期限。候補選手たちは国内外で“最後のお願い”とばかりに躍動した。
 自身もびっくりする強烈な一撃だった。後半13分、守田が相手を突っかけこぼれたボールに、小林が素早く反応。ドリブルで前に持ち出すと、最後は「迷うことなく打ちました」と右足を振り抜いた。日本代表GK中村が懸命に伸ばした手も届かない、強烈な今季4点目。「自分が正直びっくりしてたんで…」。思わず、ガッツ仮面の決めポーズのパフォーマンスも忘れるほどだった。

 気持ちを込めた。1日の練習で左くるぶし付近を打撲。今も決して万全ではない。だが、チームは2連敗中。自身も無得点で「ふがいなくて…」と責任を感じていた。試合前のミーティングでは、鬼木監督が「シーズンが終わったときに、ターニングポイントだったと言えるような試合をしよう!」と活。主将のエースFWはそのメッセージにきっちりゴールで応え「今日は絶対に決めてやろうと思っていた」と満足げに振り返った。

 もちろん、W杯メンバー入りへの強烈なアピールにもなった。中学3年の時にテレビ観戦したW杯日韓大会。当時は「あの舞台に立ちたいけど無理だなあ」と思ったという。だが今や日本屈指のストライカーに成長し、昨季はMVP&得点王に輝いた。この試合を視察した日本代表の手倉森コーチは「絞るのが大変です」。小林を含むFW陣はとくに激戦区だが、「ゴールをという結果を今日も求めていた。あとは選ばれるのを信じるしかない」。人事を尽くした国内屈指のストライカー。あとは天命を待つ。

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