スカパー! 18/19シーズンはブンデス全試合放送

2018年05月24日 16:30

サッカー

 「スカパー!」を運営するスカパーJSATは24日、都内で「第7回スカパー!メディアアラウンドテーブル」を行い、サッカーコンテンツ戦略について説明。18/19シーズンのドイツ・ブンデスリーガ1部リーグ全306試合の放送、さらにはブンデス2部、ポルトガルリーグ、ベルギーリーグの放送が決まったことなどを発表した。
 1999年に海外サッカーの放送を開始するなど、サッカーに力を入れてきたスカパーだが、Jリーグのみならず、プレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラ、セリアAと海外リーグもほぼ中継権を獲得した2016年にスタートしたスポーツ専門の動画配信サービス「DAZN」(ダゾーン)に押され気味の現状がある。来季からは∪EFAチャンピオンズリーグ、UEFAヨーロッパリーグ、UEFAスーパーカップまでもDAZNが放送権を獲得している。

 そういった状況で、スカパー!が今後、どういうサッカー戦略を取っていくのか。同社のメディア事業部門兼コンテンツ事業本部長の小牧次郎氏は「スカパー!はずっとサッカーをやってきましたが、Jリーグが他所の配信プラットフォームに行き、今週末のUEFAチャンピオンズリーグも来シーズンからそちらに行ってしまう。スカパー!はサッカーはどうするつもりなんだとお考えの記者もいると思う」と自虐的にあいさつしつつ、「スカパー!は日本のサッカーファンにとってホームであり続けるという強い意志のもと、サッカーは社義だと思っております。これからも『この国のサッカーの未来のために』と意識していく」と力を込めた。

 そんな中で、スカパー!は日本代表の香川真司(ドルトムント)や長谷部誠(フランクフルト)が所属するブンデスリーガ1部「9試合×34節(全306試合)」の放送が決定。ブンデスリーガ優勝チームとドイツ杯優勝チームが戦う「スーパーカップ」も放送する。また、ブンデスリーガについては2部の独占放送権・配信権も18/19シーズンから2シーズンにわたり獲得。2部は日本人選手所属クラブの試合は生中継する予定という。

 さらに、中島翔哉(ポルティモネンセ)が所属するポルトガルリーグ、久保裕也(ヘント)が所属するベルギーリーグの独占放送権・配信権も18/19シーズンから2シーズンにわたり獲得。こちらも、日本人選手所属クラブはすべて生中継で放送する。また、6月に開幕するサッカーW杯ロシア大会に向けてもスペシャル番組を多数用意。開幕前の5月28日〜6月10日から2週間、全世界のヒストリーチャンネルで「THE HISTORY OF FOOTBALL」を同時開催。FIFAのオリジナルコンテンツなどを使用した「特集:ワールドカップ」として特別編成。「サッカー史上最高の瞬間」「直接対決!サッカー最強選手」「サッカー界のゴットファーザー」「FIFAワールドカップ公式フィルム」「FIFAワールドカップ最高の瞬間ベスト20」などの番組ラインアップで、6月2〜10日の9日間は、24時間サッカー関連番組を放送する。さらにヒストリーチャンネルとの共同制作特番として、「日本サッカーの歴史―進化の証言―」「最強のドイツサッカー―その秘密を探る―」なども放送する。

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