香川 カズさんの前でW杯弾決める!“キング”不屈の魂継承

2018年06月02日 05:30

サッカー

香川 カズさんの前でW杯弾決める!“キング”不屈の魂継承
宿舎に入る香川(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 不屈のカズ魂が注入された。W杯ロシア大会(14日開幕)の日本代表に選出されたMF香川真司(29)が1日、本大会に向けた悲壮な決意を明かした。5月31日のメンバー発表直後には尊敬する元日本代表FW三浦知良(51=J2横浜FC)の元へ向かい、不屈の魂を注入されたことも判明。日本代表は2日に事前合宿地のオーストリア・インスブルックに向け、出発する。 【日本代表メンバー  日本代表・試合日程
 W杯メンバーの発表直後、香川が真っ先に向かったのは、カズの自宅だった。予定にはなかったサプライズの電撃訪問。2度目のW杯を前にどうしてもキングと会い、自身の覚悟、決意を確かめたかった。「今までで一番準備はできている。恐れるものはない」。一夜明け、香川の表情は明らかにりりしさを増していた。

 カズには笑顔で迎えられた。「(W杯メンバーから)落選した俺をなぐさめに来てくれたんだよな」。そこからは濃密な1時間。左足首痛から復帰戦となった先月30日のガーナ戦は途中出場も劣勢は変えられず、周囲の風当たりもキツくなった。だがカズは「(合宿地の)オーストリアに行けば落ち着いてできる。状態を上げて本番を迎えられるといいね」と言ってくれた。不屈の魂は注入された。

 29歳で迎えるW杯。サッカー界では決して若くない年齢だが、むろん、51歳のカズは声を大にして言う。「まだ2〜3歳はピークを維持できる。年齢の価値を覆すのもW杯。またメガクラブに行ってほしいね。4年前のハメス・ロドリゲス(コロンビア代表)のように。それができれば日本も1次リーグを突破できると思う」

 キングが示したのは前回大会で得点王に輝き、モナコからRマドリードへの移籍を遂げたハメスの道。今回も19日の1次リーグ初戦で激突するコロンビアのエースだ。香川にはお株を奪う活躍を期待した。

 W杯の借りはW杯で返すしかない。14年ブラジル大会は1分け2敗で1次リーグ敗退。香川は「ブラジルの結果が自分を強くしてくれたことを証明したい。ガーナ戦は結果が出なかったが、それ以上に手応えはあった。あと2試合あるし、十分にやれる」と真っすぐ前を向いた。

 C大阪時代の08年、初めてユニホーム交換してから憧れのカズと親交を深めてきた。あれから10年。香川は言う。「日本の歴史を築き上げる準備はできている」。今年もW杯後に計画しているカズと欧州組による恒例の晩さん会。香川は“祝勝会”にするつもりだ。

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