カズ“参戦”ＦＩＦＡ招待で１９日初戦観戦「光栄、うれしい」

2018年06月02日 05:30

サッカー

カズ“参戦”ＦＩＦＡ招待で１９日初戦観戦「光栄、うれしい」 — Ｗ杯“参戦”が決まった横浜ＦＣ・カズ Photo By スポニチ

【Ｗ杯１次リーグＨ組日本―コロンビア（ 2018年6月19日サランスク）】カズがＷ杯ロシア大会に“参戦”することが１日、分かった。国際サッカー連盟からＦＩＦＡレジェンドとして招待されたもので、１９日のコロンビア戦を現地で観戦する。カズにとってＷ杯は人生そのもの。「Ｗ杯に少しでも関われるのは光栄だし、うれしい」と話した。

　当初、カズは「試合に支障が出るのなら（行けなくても）仕方ない」と考えていたが、タバレス監督、フィジカルコーチらもＦＩＦＡの重みを強調し「日本のためにも行った方がいい」と後押ししてくれたという。１８日に出発し、２０日に帰国予定。超強行軍だが極力、試合に影響のない日程が組まれた。

　既に親交ある日本代表勢にもＷ杯参戦を報告したという。４年前のブラジル大会は日本協会アンバサダーとして、今回はＦＩＦＡレジェンドとして向かうＷ杯。むろん、カズがカズであることに変わりはない。「もちろん、スパイクも持っていくよ」――。

　【カズとＷ杯発言】

　◆９８年フランス大会　開幕直前、岡田監督から「外れるのはカズ、三浦カズ」で落選。「魂みたいなものは向こうに置いてきた」

　◆０２年日韓大会　メンバー入りに備え会見場も用意。夢かなわずも「サッカーを続けている限り可能性がなくなったとは思えないんだよ」。

　◆０６年ドイツ大会　Ｗ杯メンバー発表はテレビでも見ず。「これからも走れる限り走り続けるよ。それじゃ、２０１０年の南アフリカで！」

　◆１０年南アフリカ大会　因縁の岡田監督から名前は呼ばれず。「代表で何かできることがあれば、僕は予定をあけときますよ」

　◆１４年ブラジル大会　４年前に落選を経験した香川にエール。「Ｗ杯は頂点になる大会。苦い経験も思い切り出してくれるんじゃないかな」