ドーハ戦友・堀池氏が語る“ポイチ”監督 冷静、謙虚「信念も聞く耳も持ち合わせてる」

2018年07月27日 10:30

サッカー

ドーハ戦友・堀池氏が語る“ポイチ”監督 冷静、謙虚「信念も聞く耳も持ち合わせてる」
サッカー日本代表の就任会見で笑顔を見せる森保新監督(撮影・近藤 大暉) Photo By スポニチ
 【サッカー日本代表 森保新監督が就任会見 ( 2018年7月26日 )】 【ドーハの戦友 堀池氏が語る森保という男】森保とはオフト監督時代に日本代表で一緒だったが、いつも冷静で、声を荒らげるのを見たことがない。腰が低く、謙虚で、不満を表に出すことはなかった。
 1992年にオフトジャパンの招集メンバーが発表されたとき、リストを見て柱谷哲二さんたちと「何て読むんだ。“もり・やすかず”か?」と話したほどだった。ポイチのニックネームはそのときから代表でも定着した。それほど無名だったが、練習が始まると代表に選ばれた理由がすぐに分かった。4バックの前の1ボランチが森保だったが、黒子に徹して最終ラインの前で献身的に動き、相手の攻撃を防いでくれた。

 遠征中は食事が終わるとすぐに自室へ戻る選手もいたが、森保はいつも残って話をしていた。練習やサッカーの話ばかりではなく、世間話もしたが、森保は自分が話すよりも、聞き役に回っていた。自分の意見も持っているが、人の意見も受け入れる、信念も持っているが聞く耳も持っている感じだった。

 人柄そのままにサッカーはオーソドックスで選手に分かりやすい。3バックでボールを奪って攻めるときは両ウイングバックが上がり、サイドに起点をつくる。守るときは5バックでスペースを消すが、選手の戻る位置を明確にし、特にマークがあいまいになりやすい相手のサイドハーフは両シャドーが見るところが特徴だ。ドーハの悲劇を共に戦った仲間として、ぜひ頑張ってほしい。 (元日本代表DF)

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