G大阪ツネ様、初陣は鹿島とドロー 高卒2年目・高を先発抜てき
2018年07月29日 05:30
サッカー
冷静かつ情熱的。試合中、ほとんどの時間でコーチングエリアに立った。身ぶり手ぶりで指示を送り、良いプレーには惜しみない拍手を送った。ピッチサイドに来た選手にはアドバイスも与えた。勝ち点1にとどまり「勝利を届けたかった」と、これまで苦い思いをし続けているサポーターをいたわった。
ピッチ内での変化は攻守で見て取れた。スタメンにはU―23監督時代から鍛え上げた高卒2年目のMF高宇洋を抜てき。「トップチームの試合を見ている中で中盤の守備は一つ改善点だった」。クルピ体制ではあいまいだった守備では、中盤をコンパクトにすることに着手した。「できる限り、外(のエリア)でプレーさせるという確認をしてきた」と元日本代表MF遠藤。25日の監督昇格後は3日間しか準備期間はなかったが、鹿島の中盤のストロングポイントを消すことに成功した。さらに攻撃ではポゼッションだけではなく、速攻も織り交ぜた。そして勝負どころでの交代カードは全て攻撃的。「常に頭を使ってプレーする」ことをモットーとする新指揮官のエッセンスが、随所に散りばめられていた。
23日にクルピ監督が解任。打診されたのは当日朝だった。自身の描いていたタイミングではなかった。悩んだ。動かしたのはユース時代から19年間、お世話になったクラブへの愛情。覚悟と決意を持って就任を受諾した。
「ロッカールームでは“これからもっとやっていくぞ”という雰囲気があった」
次戦は敵地・磐田戦(8月1日)。変われそうな手応えは感じつつも、まだ苦しい立場に立たされていることは変わりない。ツネ様の精かんな顔が、より一層引き締まった。
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