森保監督「融合」象徴4バック、快勝にも「全てを上げないと」
2018年09月12日 05:30
サッカー
試合後の会見では冒頭の5分間を使い、スポンサー、サポーターらへの感謝、地震と台風の被災者へのお見舞いの言葉を口にした。攻撃で目立った中島、南野に対する質問を受けても「攻撃の選手の活躍は守備の選手の頑張りがあってこそ」と個人評価には言及しなかった。8日の札幌から大阪への移動便では、20席しかなかった上級シートを選手に譲りエコノミークラスに座った。謙虚で実直な姿はサムライブルーを率いても変わらなかった。
Jリーグ創設以降、日本人監督は4人目だが、初陣を白星で飾ったのは初。実績ある欧州組の招集を見送り、若手を積極起用して結果を出したが、満足はしていない。「もっと得点できるチャンスはあった。相手のチャンスがゼロだったわけではない。全てを上げていかないと」。10回以上に及んだメモの数は、伸びしろの証。未来に希望を抱かせる船出となった。
≪日本人監督32年ぶり初陣勝利≫森保ジャパンの初戦はコスタリカに3―0で快勝。日本人監督が就任初戦で勝利したのは、86年の石井義信監督(○2―1=シリア)以来、32年ぶり。石井監督以降は横山△、加茂●、岡田△、岡田(第2次)△、西野●と延べ5人の日本人監督が勝てなかった。また、初戦で3得点以上を決め、無失点に抑えたのは、外国人監督を含む歴代日本代表監督(延べ35人)の中で史上初の快挙。
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