C・ロナウド ユーベにもたらす“特需” 投資額の1・5倍超リターン
2018年09月18日 08:00
サッカー
「移籍が大きく注目されたが、それが人生というもの」と本人が言うように、ピッチ外は既に“Cロナ特需”に沸いている。ユベントスはロナウド獲得に移籍金1億ユーロ+年俸3000万ユーロ(約39億円)×4年=2億2000万ユーロ(約286億円)という巨費を投じたが、国際会計事務所KPMGが7月に発表した試算によると、今後4年の経済効果は3億4000万ユーロ(約442億円)。投資額の1・5倍以上のリターンを得られる計算だ。
加入後2カ月だけでも大きな利益が出ている。クラブ株価は6月末時点の1株0・66ユーロから1・5ユーロ超まで急騰。公式ユニホームは、加入3週間でクラブが1年分として準備した5万5000枚が完売した。チケットも爆売れし、ホーム開幕戦の入場料収入は270万ユーロ(約3億5100万円)で昨季の約1・5倍。敵地チケットも売り切れが続出し、近年経済的にも低迷しているセリエAの救世主と期待される。
勢いに乗って迎える欧州CL。1次リーグH組初戦で19日にバレンシアと敵地で対戦する。昨季まで6季連続得点王に輝き、Rマドリードの3連覇を含む4度の優勝に大きく貢献しており「僕が一番好きな大会」。ユベントスを23季ぶりに頂点へ導けば、マンチェスターUを含め自身3チーム目の優勝となる。アヤックス、Rマドリード、ACミランで欧州制覇した元オランダ代表MFセードルフに続く2人目の快挙を達成し、イタリアでも伝説をつくれるか注目だ。