神戸、新監督にリージョ氏 “ペップの師匠”就任でバルサ化加速
2018年09月18日 05:30
サッカー
「日本の選手は技術が高く、日本人のスタイルを前提にチームをつくっていけるのは非常に大きなこと。私のフットボールを導入していく条件がそろっているし、迷うことなくオファーを受けた」
今季、神戸は堅守速攻型を改め、バルセロナのような、攻撃的かつポゼッション型のサッカーを標ぼうしてきた。ただ、現在はリーグ3連敗中で8位。ポドルスキやイニエスタを擁しながら来季ACL出場権獲得が難しくなってきたこともあり、残り8試合の状況で、クラブ史上13度目となるシーズン中の監督交代に踏み切った。
リージョ氏は、マンチェスターCで指揮を執るジョゼップ・グアルディオラ監督に師と仰がれている欧州屈指の戦術家。一緒に登壇した三木谷会長は「ポゼッションサッカーの開拓者。経験値が高く、インテリジェンスのある監督を探してきた。まさか来てくれるとは思わなかった」と賛辞を惜しまなかった。
スペイン出身の2人の新コーチ就任も発表。契約期間は来季終了までの約1年4カ月の見込みで、就労ビザの手続きなどが完了次第、スペインの知将がJ1で指揮を執る。
◆フアンマヌエル・リージョ 1965年11月2日生まれ、スペイン出身の52歳。16歳で指導者となり、スペイン1部史上最年少の29歳でUDサラマンカの監督に就任。過去に15チームの監督を務め、セビリアの助監督やチリ代表のアシスタントコーチも歴任した。