電撃辞任の楠瀬監督 前回U―17女子W杯では準優勝…若手育成でも手腕
2018年11月01日 16:47
サッカー
15年2月に町田から出向する形でU―16女子日本代表監督に就任し、翌16年のU―17女子W杯ヨルダン大会ではチームを準優勝へと導いた。先月25日に行われたウルグアイ大会のメンバー発表会見では約380人のリストアップから21人を選出。「とにかく一戦、一戦、集中してやっていきたい」と日本の2大会ぶり2度目の優勝に意欲を見せていた。
U―17女子日本代表は13日にW杯1次リーグ初戦となるブラジル戦を控えており、16日に南アフリカ、20日にメキシコと対戦する。
◇楠瀬 直木(くすのせ・なおき)1964年(昭39)4月17日生まれ、東京都出身の54歳。帝京高時代に全国高校総体優勝を経験し、法政大を経て読売クラブ、本田技研で主にDFとしてプレー。現役引退後は栃木県のヴェルディSS小山でジュニアユース監督を務めるなど少年サッカーの普及・育成に尽力し、その後、白鴎大、国学院栃木高でコーチを歴任した。東京Vユース監督を2年間務めた2010、11年には日本クラブユース選手権で2連覇を達成。12年から当時JFLだった町田ゼルビア(現J2)のアカデミーダイレクター兼ユース監督に就任した。実兄は1991年にヒットした「ほっとけないよ」で知られる歌手・楠瀬誠志郎(57)。