アルアイン 超下剋上決勝進出 塩谷&カイオの元Jリーガーコンビがけん引
2018年12月20日 05:30
サッカー
3年前の雪辱を果たした。塩谷にとってリバープレートは、広島時代の15年大会で今回と同じ準決勝で敗れた相手。「0―1で負けたが多少は手応えがあった。リベンジの機会」と闘志を燃やしていた。前半の2失点は自身が守る左サイドを崩されたが、その後は修正。後半終了間際にアルゼンチン代表FWプラットを競り合って止めるなど、持ち前の攻撃力だけでなく守備でも力を発揮した。
昨年6月、年俸2億円とされる大物助っ人として加入した新天地で成長した姿を披露した。「外国人選手として来ているので、いいプレーをしないとすぐいろいろと言われる。重圧の中で鍛えられた」。通訳不在で言葉が分からない中、「練習も時間通り始まらない」というルーズな生活習慣に適応。「びっくりした」という、手術直後病室に多数のサポーターが押しかけてくる独特の文化も経験し、精神面で動じなくなった。
欧州、南米勢以外の決勝進出は16年大会の鹿島以来4チーム目。塩谷はカイオとともに3試合連続でフル出場し、2人で2得点3アシストの活躍で快挙達成に貢献した。「優勝して、最後に笑って終わりたい」。欧州、南米勢以外では初となる世界一を見据えた。