川崎F 日増しに存在感増すMF守田がぶち当たっている“壁”
2019年02月28日 12:32
サッカー
もはやチームに不可欠な存在となった守田。だが、意外にも今、乗り越えるべく“壁”にぶち当たっているという。経験を積み、自信をつけ、プレーにそれまで以上の余裕が生まれたことで今は「(ボールを保持したときの)見える景色も広がっている」という。ただ視野が広がってプレーの幅、選択肢が広がったことで、逆に「憲剛さんにも言われましたけど、(プレー選択の)判断が少し遅くなっている」と感じているようだ。素人目にはまったく分からない、ハイレベルな課題。それこそ0コンマ何秒といった判断スピードが違いを生む、まさにプロならではのタスクとも言えるだろうか。
それでも「まだまだ成長出来ると思う」と飽くなき向上心を持つ守田は、その“2年目の壁”も「成長過程だから起きる現象だと思う」とポジティブに捉えている。守田にとってはさらに一皮むけるため、レベルアップするために今超えるべき壁。逆にそれをクリアしたならば、守田自身にとってはもちろんのこと、リーグ3連覇を目指すチームにとっても成長につながることは間違いない。
チームは1日にホームで鹿島と対戦する。昨年ACLを制したアジア王者との一戦では、成長曲線がまだまだ右肩上がりの守田のプレーに、より一層注目して観るのも、面白いかもしれない。(垣内 一之)