“凱旋弾”の本田と一問一答 試合後も“らしさ”全開

2019年03月12日 23:00

サッカー

“凱旋弾”の本田と一問一答 試合後も“らしさ”全開
<広島―メルボルン>後半、同点ゴールを決め、駆けだすメルボルン・本田 Photo By 共同
 【ACL1次リーグ第2節   メルボルンV1―2広島 ( 2019年3月12日    Eスタ )】 広島戦にキャプテンマークを巻いて臨んだメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)の元日本代表MF本田圭佑(32)は0―1で迎えた後半26分に“凱旋弾”となる同点ゴールを決めた。試合は敗れたものの、存在感は変わらず。試合後も“らしさ”全開だった。
 以下、一問一答

 ――結果は? 

 「まぁ残念ですけどね。やれることはやったんで、仕方ないっていう感じですかね。残念は残念です」 

 ――ゴールシーンはチームとしての共通理解があったのか 

 「全然、理解はないですけど、あの5分間くらいトップ下になって、1回もボールを触れず、ちょっと焦れていたんですけど、しびれを切らしたタイミングであの場面が来たんで、来ると信じてとりあえず走るっていう、あそこに行かなくては触れなかったんで、たまたま来た感じですね」 

 ――12年ぶりのJクラブをどう見たか 

 「これだけを見ても分からないですけど、最近はイニエスタが来たんで、たまにヴィッセルの試合を見ているんですけど、やっぱスタイルは変わっていない、おれがいた時から替わっていないという印象。相手の嫌なことをするディフェンスとか、戦術的に、成熟していないという印象が強いんですけど、なんて表現したら良いか分からないですけど、どのチームもとりあえずはつなぎたいというのは分かるんですけど、攻撃は良いんですけど、守備で色を出すチームがもうちょっと増えれば。でも守備で色を出すと言うことは攻撃で色を出せない可能性があって、そこを挑戦しないと、1歩2歩3歩、次元の違う選手になっていけないと思う。それをどれだけ理解するかですね。Jリーグにいると、なかなか難しいので、ずっと海外に行けと言っているのは。まだJリーグに居座るのは早いと思いますね、日本の若手は。というのは、(ヴィッセル神戸の)三木谷さんが色々そういうJリーグにとってありがたい動きをしてくれてますけど、それがもう少し進んだとしても、日本がドイツのリーグみたいに、移籍することなく、自国でやっていても十分、W杯優勝を目指していけるみたいなリーグになるには、まだ時間が掛かる。どう考えても、まだまだ海外で経験を積んだ方が選手としては伸びるでしょう」 

 ――色んなクラブでプレーしてきた。仲間からリスペクトされている中でプレーするというのは。

 「いや、そんなこと感じてないですよ。僕はいつも通り。オーストラリアでもマイペースに過ごしているだけなんです。まあ唯一、違うというと、英語がね。僕もまだまだですけど、イタリア語やロシア語やスペイン語に比べると全然コミュニケーションが取れるんで。僕が多分、どんな人間かっていうと、僕は特に変えているつもりはないですけど、質問されたら答えられるんで。サッカー以外の活動とかも、イタリアのヤツらはあんまり理解していなかったけど、オーストラリアのヤツは、僕がサッカー終わったら何をやっているのかある程度理解していますね」 

 ――今日で東京五輪まで500日。どんな時間にしたいか 

 「いやあ、もう、ノンストップですよねえ。本当に。ケガが最大の敵で。そこですね。ケガなくやれれば、絶対に出られると思っているので。で、出るだけじゃなくて本当にメダルを取りにいける、プロジェクトで動いている。ようやくケガから復帰して、コンディション的にも、ちょっとずつ戻って来ている。で、ケガするとこれだけまた時間が掛かっちゃうので。本当に、そこが勝負です。五輪出場までに成長できる。アプローチの仕方は変えたけど、現状維持ではなく向上心。そんな本田圭佑を見せていきたいですね」 

 ――OA枠で本田くんがいると若手はリスペクトが強すぎて、持ち味を出せない可能性もある。OA枠としてどんなことをチームにもたらせると思うか 

 「もちろん、プレーファースト。そこで確実に満足いく形でピッチに立てていないと意味はないと思うので。それ以外のところの影響力は特段、話す必要がないのかなと思っているので。本当にプレーファーストだと思っています」 

 ――最後のユニホーム交換は(同じ北京五輪世代の)水本選手?

 「そうです。お互いリスペクトしているので」

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