【ACL・1次リーグH組 川崎2―2蔚山 ( 2019年4月23日 等々力 )】
川崎Fが最低限のドローで1次リーグ突破に望みをつないだ。前半8分、大島の縦パスを受けたエースFW小林が絶妙なトラップから右足で「家族やサポーターにも支えられていたのでホッとした」と振り返った今季初得点で先制。ミスから前半のうちに逆転されたが、後半37分にリーグ戦4戦連発中の知念が、こぼれ球を押し込み何とか勝ち点1を積み上げた。
エースが復活したことが何よりの朗報だ。この日は久々に1トップで起用され、先制点以外にも、ポストを叩く惜しいシーンがあった。小林が「手応えは戻ってきている」と強調すれば、中村も「たまってた分、どんどん取っていくと思う」と太鼓判。残り2試合。勝ち点6を積み上げれば自力で2大会ぶり5度目の決勝トーナメント進出が決まるとあって、DF馬渡も「いける」と力を込めた。
《森保監督「振り」絶賛》A代表と五輪代表を兼任する森保監督が川崎F―蔚山戦を視察。小林の初得点について「止めてから振りの速いシュートは、うまくなりたいと思っている少年には見てほしいと思いました」と絶賛した。試合については「この試合の重要性を両チームが分かっていて、勝負にこだわっていた」と振り返った。