【明治安田生命J1第10節 鹿島3―0清水 ( 2019年5月3日 カシマ )】
MF土居が鹿島の令和1号を決めた。前半10分、安西と白崎が緩急を付けて左サイドを崩すと、白崎が中に折り返す。ニアで伊藤がつぶれ、こぼれたボールを中央から蹴り込んだ。鹿島では通算1300得点も1500得点も決めた“メモリアル男”。「おっ、考えてなかった。鹿島でメモリアルゴール多いんですよ」と笑った。
ここからの試合内容が、チームの成長を示していた。1―0から逆転負けした前節横浜戦を踏まえ、重心を後ろに下げるのではなく前線からの守備を続けた。意図的に高めたボール保持率も30%アップ。途中出場のMF安部の今季初得点などで2点を追加した。ただ、MF三竿は「相手があんまり強くなかったので、勝って当然と思うような内容」と勝ってかぶとの緒を締めた。