なでしこ 課題残るドロー…W杯前最終テスト 土壇場で菅沢弾も高倉監督「修正点たくさんある」
2019年06月03日 05:30
サッカー
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前半から相手に主導権を握られ、日本はほぼ自陣に押し込められたままだった。ボールを奪っても、スペインの鋭い寄せに手を焼き簡単に失ってしまう。防戦一方だった同22分、ペナルティーエリア内でMF市瀬がハンドの反則を犯し、与えたPKから失点した。後がなくなった後半41分、ペナルティーエリア内でパスを受けたMF杉田が低いクロスを入れると、最後は途中出場のFW菅沢が押し込み、何とか追いつくのがやっとだった。
5月22日の合宿開始から横へのスライドやラインの上げ下げなど守備の確認を徹底してきたことで、流れの中からの失点を許すことはなかった。しかし、なでしこらしい連動した攻撃は、規律が保たれた守備に阻まれ機能せず。つくった好機は少なかった。
主将のDF熊谷が「もう少しボールを持たないと苦しくなる」と話したように、課題はピッチ上の選手が痛感している。残された時間で修正に努め、なでしこは大一番に備える。