J2水戸、残業代未払い&パワハラ報道で謝罪「一部このような問題が起こったことは事実」

2019年06月23日 18:45

サッカー

J2水戸、残業代未払い&パワハラ報道で謝罪「一部このような問題が起こったことは事実」
 残業代未払いやパワハラがあったとして記者会見で謝罪するJ2水戸ホーリーホックの沼田邦郎社長(左)ら Photo By 共同
 J2水戸は23日、クラブ公式サイトを更新し、一部で報じられた時間外労働、社員によるパワーハラスメント問題について沼田邦郎代表取締役が声明を発表。「一部このような問題が起こったことは事実」と認め、「多大なご迷惑とご心配をおかけしました」と謝罪した。
 また、沼田社長は23日水戸市内で記者会見し、社員に対する残業代未払いや、幹部社員によるパワハラがあったと明らかにした。パワハラは昨年、部下だった男性社員が訴えて発覚。第三者委員会が調べ、パワハラと認定した。幹部のほか、管理責任を持つ社長の処分を検討するという。

 公式サイトで「本日一部報道において、弊社の過去の時間外労働、休日労働、および深夜勤務の手当に係わる労務問題、ならびにパワーハラスメント問題が報じられました」と発表。「一部このような問題が起こったことは事実ですが、前者につきましては、弊社は、今年4月12日、労働基準法第36条に基づき、時間外労働と休日労働に関する協定届を水戸労働基準監督署に提出し、5月1日より、就業規定と賃金規定を整備の上、勤怠管理アプリを導入し、時間外労働手当、休日労働手当および深夜割増賃金を支払っております」と説明した。

 過去の手当の精算については、現在労使間で協議中とし「早期問題解決のため、労使間協議を継続すると共に、長時間労働是正と生産性向上に向け、労使一体となって、働き方改革に取り組んでいく所存です」とつづった。

 社員によるパワーハラスメントについては「問題発覚後、第三者による調査委員会を発足し、事実関係を調査の上、昨年8月16日同委員会より、社員間で一部パワーハラスメント行為があったと認定される旨の報告を受け、当該社員、および管理責任を持つ代表取締役社長への処分に向けて手続きを進めると共に、再発防止のため、社内への周知とパワーハラスメント規程の整備を実施しました」と説明。「今後、弊社は、社員向け研修等により、更なる意識向上と共に、より良い職場環境作りに努めていく所存です」とした。

 最後に「皆様には多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と結んだ。

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