G大阪 若き司令塔MF矢島が頭脳的タクト「相手は後半出てこられなかった」
2019年06月23日 05:30
サッカー
![G大阪 若き司令塔MF矢島が頭脳的タクト「相手は後半出てこられなかった」](/soccer/news/2019/06/23/jpeg/20190623s00002179120000p_view.jpg)
中盤3枚の底で“アンカー”と呼ばれるポジションでスタート。DFラインからのビルドアップに矢島が加わることで、相手マークのズレを作った。そして機を見て相手守備陣の背後にパスを供給。ピッチの縦と横を広く使う長短織り交ぜたパスで、湘南の無駄走りを多くさせた。スタミナを消耗させた効果は徐々に現れ、元日本代表MF遠藤が後半開始から投入されたことで加速した。矢島は一列前のインサイドMFにポジションを移し、そこでも攻撃の起点として躍動。主導権を完全に握り、土壇場でのゴールを呼び込んだ。
「ビッグクラブは勝利を求められる。負けていなかったけど、勝ち切れない悔しさはあった。大げさだけど試合当日は生きた心地がしない」
スタメン定着後は1勝3分けで、ここ3試合は全てドロー。さらに、この試合が始まる前のチームはJ2降格圏の17位だった。攻守の心臓部を担う25歳にとって、タイトルを期待されるクラブで主軸として出場するのは初の経験。重圧は相当だが、一つ一つの経験を糧にしている。
「ここからはい上がっていくためには、もっと勝ち試合を増やしていかなければ。一人一人の成長とチームの成長が大事になってくる。今日は亮太郎がみせてくれた。次は麗央とか僕、湧矢や弦太が見せていかなきゃいけない。今の“一つも落とせない”というプレッシャーを、次は“勝たないといけない”というプレッシャーに変えていきたい」
暫定ながら残留圏の13位に浮上。だがG大阪は残留を目指すクラブではない。その浮沈を握るのが誰なのか、その自覚も芽生えつつある。
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