冨安、ボローニャ決定的 CBでは日本人初「カテナチオの国」へ
2019年06月30日 05:30
サッカー
ボローニャは近年こそタイトルはないが、リーグ優勝7回を誇る古豪。かつて元日本代表MF中田がプレーしたことでも知られる。関係者によれば、ボローニャは日本代表でめきめき頭角を現した冨安に早くから注目。ベルギーに何度もスカウトを派遣し、その熱意は他の追随を許さず、冨安のためにわざわざ外国人枠を空けた。冨安もその熱意に心が動かされたようだ。
セリエAで日本人がプレーするのは11人目で、17~18年までインテル・ミラノに所属したDF長友以来2季ぶり。センターバックとしては初の快挙だ。イタリアは伝統的に守備が強くバレージ、ネスタら世界屈指のセンターバックを輩出。現役時代ラツィオなどで活躍し、ACミランの指揮官時代には本田を指導した経験も持つボローニャのミハイロビッチ監督も元センターバックで、冨安にとってはこの上ないお手本となりそうだ。
チームは7月11日に北イタリア・ボルツァーノで本格始動。29日付の地元紙によれば、冨安は途中から合流する予定という。日本代表はもちろん東京五輪でも活躍が期待される期待のDFが、さらなる飛躍を目指しカテナチオの国に挑戦する。
◆冨安 健洋(とみやす・たけひろ)1998年(平10)11月5日生まれ、福岡県出身の20歳。福岡U―18時代の15年にトップチームでデビューし16年には高校3年でプロ契約した。18年1月にベルギー1部シントトロイデンに移籍。18年10月にA代表デビュー。国際Aマッチ通算15試合1得点。1メートル88、84キロ。
おすすめテーマ
サッカーの2019年06月30日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
シントトロイデン かつて水戸でプレーの“ベトナムのメッシ”を獲得
-
横浜MF天野 ベルギー2部ロケレンからオファー 1923年創設の古豪
-
レアル移籍久保 壮行セレモニーで決意「世界に羽ばたく」
-
冨安、ボローニャ決定的 CBでは日本人初「カテナチオの国」へ
-
FC東京堅首、久保に惜別4発 永井ループ弾で“ロス”払しょく
-
横浜、先制も今季ワースト4失点 首位浮上の好機逃す
-
J2柏 首位山形撃ちで5位浮上、2位大宮は金沢とドロー
-
香川が「走り方改革」着手、元五輪戦士の谷川氏に師事
-
麻也ら千葉の「夢フィールド」で苗植え、12月完成予定
-
西野氏、タイ代表監督就任報道言及せず「ただの視察」
-
メッシ不発もアルゼンチン4強 準決勝はブラジル戦
-
オランダ初の4強、イタリアに快勝 東京五輪出場権獲得
-
G大阪 今季初の2連勝、遠藤が絶妙浮き球、倉田決勝弾