タイ代表監督兼U-23代表監督に就任した前日本代表監督の西野朗氏(64)が20日、埼玉県内で開催された東京五輪関連のイベント「埼玉で開催!1年前イベント~Tokyo 2020 1 Year to Go!~」に出席。「他国だが五輪代表を率いることになった。東京にきて日本と戦うことも盛り上がりになるのではと思っている」と、あらためてタイチームを東京五輪出場に導く考えを示した。
一両日中にタイで始動するが、「タイの歴史もあるし、求めるものもある。選手が居るのかというのもある。シャッフルしてスタートするのか、ベースは維持しながら変えていくのか、全体をもっと把握しないと。メンバーを決めるまでは打ち出せない」と、西野流のサッカーを貫くかは流動的であることを明かした。コーチ陣もタイ人のスタッフで行く予定で、「すべて自分の色に変えるのではなく、タイのコーチとつくっていくのも大事。その方が早いかもしれない」と、新たなチャレンジをする。