【東京五輪開幕まであと1年 】
南米選手権ではトップ下の位置で久保のサブに回る格好となったが、バルセロナで成長を遂げる1年後は安部裕葵(20)は主力となっていてもおかしくない。独特なドリブルなど個人スキルが高い一方で、プロに入るまで「戦術とかは全然経験してこなくて」という。
バルセロナではBチーム所属でもトップと一緒に練習することが多い。築いた世界屈指の戦術が身につけば鬼に金棒だ。広島・瀬戸内高校時代はFW、鹿島時代はサイドMFが主戦場だったが、バルセロナからはサイドバックなどより後ろのポジションへの転向も示唆されている。コンバートも含めて、五輪までの成長曲線は未知数。本番で久保と“ダブル主役”を担う可能性は十分だ。