札幌 ホーム10戦ぶり黒星…“ACL正念場”武蔵、ジェイは次節出場停止
2019年09月15日 05:30
サッカー
代表ウイークにしっかり休養できた仙台に対し、札幌は広島とのルヴァン杯準々決勝の2試合を消化。さらに各国代表のFW鈴木、MFチャナティップ、GK具聖潤(ク・ソンユン)、U22代表のMF菅の4人は12日に練習に合流したばかりで、チーム状態の差は歴然だった。
前半から集中力を欠いたミスが多発。指揮官は「チームとして準備ができず、代表で抜けていた主軸の選手たちが本来の力を発揮できなかった」と嘆く。チャナティップが「疲労感は残っている」と話せば、体調不良のまま強行出場したFW鈴木も「ビルドアップで崩せなかった」。全体が機能しなかった。
主将のMF宮沢はハードな日程だったことに「それだけ上でやれるチームになったという現実」と話し、言葉をつないだ。「こういうところでしっかり勝ち切れたらチームの強さや財産になっていく」。真の強豪クラブへ、高い壁を壊したい。
アディショナルタイムには鈴木とFWジェイに立て続けにイエローカード。2人は累積警告で次節28日の鹿島戦は出場停止だ。ACL出場圏の3位以内に向け、残り8試合というところで正念場が訪れた。