パリ五輪日本代表OA枠3人選ぶなら…闘莉王氏「FWは大迫がピッタリ」 大津氏「MF遠藤航は絶対必要」

2024年05月29日 06:45

サッカー

パリ五輪日本代表OA枠3人選ぶなら…闘莉王氏「FWは大迫がピッタリ」 大津氏「MF遠藤航は絶対必要」
日本代表練習で笑顔の大迫(左)と遠藤(18年6月撮影) Photo By スポニチ
 サッカー元日本代表の田中マルクス闘莉王氏(43)と大津祐樹氏(34)が25日深夜放送のテレビ東京「FOOT×BRAIN」(土曜深夜0・25)に出演。7月のパリ五輪に臨むU―23日本代表メンバーとして呼ぶべきオーバーエイジ(OA)選手について言及した。
 12年ロンドン五輪メンバーとしてベスト4進出に貢献した大津氏は、オーバーエイジ選手で誰を呼ぶべきか問われ「“安パイ”で言うとセンターバック1人、サイドバック1人、ボランチ1人が一番チームとしてそつなく機能するかなって。ただ僕らの時はそのバランスで考えると、もう1人前線にいたら結果としてもしかしたらメダルが獲れたんじゃないかなって思いがあるので、今回はFWを入れたいなって思います」と返答。

 そこで「DFは冨安選手か板倉選手、中盤は遠藤航選手。これは絶対に呼んで欲しい。あとFWに入れて面白いかなって思ったのが上田綺世選手、前田大然選手、浅野拓磨選手かなって思ってます」と名前を挙げた。中でも遠藤を最重要選手として推す理由として「やっぱり僕ら(ロンドン五輪)でいう吉田麻也選手みたいなバランスの取れる選手なんじゃないかなって。周りにもちゃんと気を使えていて、かつパフォーマンスがあり、レベルの高いチームのまとめ方を知っている。(リバプールでプレーしていて)今の日本選手とは違うレベルが見えている選手なので。もっとレベルを引き上げたところでまとめてくれるんじゃないかっていう期待感があります」と明かした。

 FWについては「前線から行ける人がいい。特にスピードがある前田選手や浅野選手がハマるのかなって印象を受けましたね。あんな選手に追いかけ回されたら嫌なんで、DFとしては手強い相手になる」と話した。

 ここでMCの俳優・勝村政信が「前田大然を認めない闘莉王さんとしては?」と振ると、闘莉王氏は「アハハハ!なんか(勝村さんは)オレに火をつけてくるんですよね」と苦笑い。続けて「僕だったらセンターバックを2人入れます。試合の流れも読める点も取れる。リーダーとしても役に立つと考えると、やっぱりDF冨安と板倉。FWには大迫選手がこの代表にはピッタリなんじゃないかなって思いますね」と3人の名前を挙げた。

 大迫を推す理由については「試合の流れ、どうやって攻めるのか。今が攻め時なのかキープする時なのかもう少しボールを回す時間なのかって軸になるFWをどうしても選ばなきゃいけないのかなと思います」とコメント。さらに「勝村さんが言ったように大然、上田、浅野なのかってなると、ただのイケイケだけになってしまいます。それ(前線からプレスを仕掛けるだけ)だったら若い選手の方がまだいい。やっぱりきちんとした試合の流れを読める選手が必要。正直、大迫選手が日本代表からいなくなって、やっぱりいまだに戻ってきて欲しいって声が色んなところから聞きますよね」と持論を展開した。

 この意見に対し大津氏は「これは本当に大賛成です。確実にボールの起点にもなるし点も取れる。大迫選手は“ズルい枠”だった。まさか一緒になるとは逆に嬉しかったです。大迫選手は間違いなくいいかなと思ってます」と本当は自分もFWのOA枠候補に入れたかったと主張した。

 なお、U―23日本代表はDF冨安と板倉のOA枠での招集を断念したことが濃厚(番組収録日には判明しておらず)。一方、MF遠藤航とDF谷口彰悟らはOA枠候補としてJFAが今月末までに国際サッカー連盟(FIFA)に提出する予備登録メンバー50人のリストに入ったもよう。関係者によれば、遠藤自身が出場に強い意欲を見せているようで、クラブとの交渉次第では世代で出場した16年リオ五輪、OA枠で出場した21年東京五輪に続く日本史上初の3大会連続出場が実現する可能性がある。

おすすめテーマ

2024年05月29日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム