ボーフム・浅野拓磨 0-3から劇的な逆転残留 敵地ブーイングにも「負ける気がしなかった」

2024年05月29日 03:00

サッカー

ボーフム・浅野拓磨 0-3から劇的な逆転残留 敵地ブーイングにも「負ける気がしなかった」
1部残留を決め、喜ぶボーフムの浅野(上)=デュッセルドルフ(共同) Photo By 共同
 【ドイツ1部、2部入れ替え戦第2戦   ボーフム3―0(2戦合計3―3、PK6―5)デュッセルドルフ ( 2024年5月27日    ドイツ・デュッセルドルフ )】 ドイツ1、2部入れ替え戦 浅野拓磨のボーフム(1部16位)が27日、第2戦で劇的な残留を決めた。デュッセルドルフ(2部3位)に敵地で3―0として2戦合計3―3と追い付き、延長3―3から突入したPK戦を6―5で制した。浅野は後半13分から出場してPK戦で成功。デュッセルドルフの田中碧は後半30分に退き、内野貴史は後半38分から出場してPK戦で最後のキッカーになった。
 ボーフム浅野は先蹴りのPK戦で4人目に登場し、GKの逆を突いて鋭い一撃を左に決めた。敵地のブーイングの中でも「負ける気がしなかった」と落ち着いて蹴り込んでガッツポーズ。劇的な1部残留に貢献し「良かったっす」と息をついた。

 第1戦はホームで0―3の敗戦。降格濃厚の雰囲気が漂っていたが、浅野は「3点で可能性を残した」と振り返る。崖っ縁から始まったこの日は序盤から相手を圧倒して後半25分に2戦合計3―3とすると、途中出場の浅野も直後の左クロスに頭を合わせて惜しいシュート。「自分のゴールで勝てなかったことが悔しい」と語った。

 3年契約満了を受け「ボーフムに残る可能性もあるが、次のステップに進みたい気持ちがある。成長できるチームに行きたい」と来季の飛躍を見据えた。

《内野は7人目で外し、最後のキッカーに…》
 デュッセルドルフのDF内野が最後のキッカーになった。後蹴りのPK戦で7人目に登場。外せば敗戦という状況でシュートはクロスバーを大きく越えた。両手で顔を覆って仲間に抱きかかえられてピッチを後にした。大一番で日本人選手が明暗を分ける結果となり、ティウネ監督は23歳の様子に触れて「内野の姿を見ると胸が張り裂けそうだ」と漏らした。

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