C大阪、リーグ戦ダービー7年ぶり制した スタンドには「久高魂 いつまでも」
2019年09月29日 05:30
サッカー
![C大阪、リーグ戦ダービー7年ぶり制した スタンドには「久高魂 いつまでも」](/soccer/news/2019/09/29/jpeg/20190928s00002179579000p_view.jpg)
積み上げてきた成果だった。先制点だけでなく、準備してきた戦術を攻守で表現。首を痛めたMFデサバトの離脱がありながら、ロティーナ監督のサッカーを選手たちが迷いなく実践した。
積年の思いもあった。C大阪ひと筋で現役を過ごした森島寛晃社長は「ガンバよりJリーグ加盟が遅く、過去にセレッソが認知されなかった悔しさがある」と言う。この日、スタンドに掲げられた横断幕のひとつが「久高魂 いつまでも」。20年前の9月22日、胃がんにより亡くなった、C大阪初代主将の久高友雄さん(享年36)をしのぶものだった。
通算の対戦成績は10勝5分け23敗。いまだ大きく負け越しているものの、先輩たちが味わってきた悔しさも背負って戦い、負の歴史にピリオドを打った。今季初の5連勝に「行けるところまで行きたい」とFW柿谷。トップ3の背中が見えてきた。