森保J、香港に5―0圧勝!小川、平山以来史上3人目の代表初陣ハット
2019年12月15日 05:30
サッカー
同アディショナルタイムにはゴール前のこぼれ球を押し込んで2得点目。さらに後半13分には頭で3点目を決めた。デビュー戦でのハットトリックは、10年1月のアジア杯予選イエメン戦の平山相太以来、日本代表史上3人目の快挙となった。
17年5月にエースとして参加したU―20W杯韓国大会で、左膝前十字じん帯断裂など全治半年の大ケガ。同年12月に森保ジャパンが立ち上がる前は世代の主役だったが、相次ぐ故障もあり、次第に上田や前田(マリティモ)に追い抜かれていった。「僕が思い描いていた人生じゃない。失敗だらけ」。何度もつまずいてきた22歳が、苦い記憶の残る地で再び台頭した。
五輪世代のFW登録選手からは、小川自身が決めた6月のトゥーロン国際大会決勝ブラジル戦を最後に、A代表で臨んだ南米選手権も含めて8試合で得点がなかった。それだけに結果を残したことに意味があり、18日の韓国戦に向けても弾みをつけた。
「日韓戦は誰もが注目するし、一番大事になる。絶対に負けないために最高の準備をしたい」
永遠のライバルからもゴールを奪い、再び五輪世代のエースに返り咲く。
【データ】
◆国際Aマッチ初出場の小川が3得点。デビュー戦でハットトリック達成は30年5月25日フィリピン戦の若林竹雄(4点)、10年1月6日イエメン戦の平山相太に次ぎ史上3人目の快挙となった。ハットトリックは12年6月8日ヨルダン戦の本田圭佑以来21人目、34度目。また、女子でも岩渕が3得点しており、男女が国際Aマッチで同日ハットトリック達成は史上初めて。
◆同じく初出場の菅も得点。デビュー戦ゴールは菅が32人目、小川が33人目。同じ試合で複数選手が達成したのは4度目。