なでしこ10番籾木、戴冠弾 宿敵韓国に1-0 高倉監督「優勝はやたらうれしい」
2019年12月18日 05:30
サッカー
司令塔の長谷川、エースの岩渕の不在は重く響いた。「ボールを運ぶというところでは、今日のメンツではちょっと弱い」と指揮官も認めた大きな“穴”。救ったのは背番号10のMF籾木のPKだった。最終盤、自らが誘発したハンドで得たPKをGKにコースを読まれながら右隅へ。「あぶねーっ」。ネットが揺れると思わず叫んで安堵(あんど)した。
年内、そして五輪前最後の公式戦。内容には課題が残った。「自分たちが試合を支配するくらいボールを回したかったけど、なかなかできなかった」と籾木。ただ、それでも勝ち切れた経験こそが一番の収穫だという。「悪い時でも勝てるというのがベースにあると、いい流れの時は勝てるというマインドを持てる」。16強で敗退したW杯フランス大会以降、チームには“勝ち癖”が確かに生まれ始めている。
過密日程とケガ人続出の非常事態。一見マイナスの状況も、中2日の過密日程を18人で戦う東京五輪本番に向けて最高のシミュレーションとなった。今大会で「より選手のコンディショニングとユーティリティー性が必要だと感じた」と指揮官は総括した。来年は2月に始動予定。「国内のキャンプでは男子に力を借りて強度の高い練習をしていきたい」と今後を描いた。
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