U23森保ジャパン アジアで1勝もできず…不運な判定に泣きカタールと1―1ドロー
2020年01月16日 00:29
サッカー
すると前半アディッショナルタイムに不運なアクシデント。MF田中碧が相手選手との球際の競り合いで接触。先にボール触ったのは田中碧の方だったがVAR判定の結果、足の裏を見せていた印象が悪かったのか田中碧にレッドカード。不可解な判定に森保監督も苦笑いをするしかなかった。
退場により数的不利となった日本は後半からMF旗手に代えMF斉藤を投入。システムを3―6―1から4―4―1へと変更。最終ラインは右から橋岡、立田、町田、杉岡と並べ、斉藤は田中駿と同じボランチに。中盤の右に相馬、左に食野が入り、1トップは変わらず小川が務めた。
4バック変更でカウンター狙いとなり、手数をかけない攻撃が先制点を生む。後半28分、MF食野からのパスを受けたFW小川がペナルティーエリア中央手前で思い切りよく右足を一閃。このグラウンダーのシュートが相手DFの股を抜き、GKが懸命に手を伸ばすも届かず。ゴールネットを揺らすと小川が会心の雄たけびを挙げた。
しかし日本に再び試練。同32分、日本のペナルティーエリア内でMF斉藤が相手選手を倒したとしてPKの判定。ここで再びVARチェックが入るが主審は映像を確認せず。VARルームからの助言により判定は変わることなく、このピンチを決められ同点に追いつかれた。
日本は決勝トーナメント進出へ勝利が絶対条件となるカタールの猛攻を受けるも、相手のミスにも助けられ1―1で試合終了。東京五輪へ向け最後の公式大会で1勝も出来ずに去ることになった。