浦和 3年ぶり5発圧勝発進!新戦力・レオナルド「自信がついた」大勝けん引2発
2020年02月17日 05:30
サッカー
“パフォーマンス”はバリエーションにあふれていた。前半9分にMF関根のパスをフリーの中央から右足で仕留めると、母国ブラジルでも人気だった「パワーレンジャー」のアニメ版ポーズを披露。同35分にはDF山中からの股抜きパスを右足で流し込み、今度はブラジルのセルタネージャ音楽のリズムに合わせて体をセクシーにくねらせた。
「今年はいろんなダンスをお見せすることができれば」と意気込む。母国の英雄ロマーリオに憧れ、GKの手の届かないところを狙うゴールが真骨頂。ただ攻撃だけではなく、キャンプ中から大槻監督が「頑張りすぎていて指摘した」ほど精力的な守備も見せていた。昨季チーム得点王の興梠がコンディション不良でベンチに温存される中、2得点の杉本と新布陣4―4―2の2トップを組んで高い連係力も見せつけた。
来日初年度の18年はJ3鳥取、昨季はJ2新潟で連続得点王。J1の今季は、史上初となる異なるカテゴリーでの3年連続得点王を目指している。そのJ1開幕・湘南戦(21日)を前に公式戦初戦から能力を見せつけた。「参加する全ての大会で得点王になりたい」。将来日本の国籍取得と代表入りも検討している22歳が、大車輪の活躍を力強く宣言した。
○…浦和が今季公式戦初戦を5ゴールで快勝。5得点以上は17年5月14日J1第11節に6―1で勝った新潟以来3年ぶり。公式戦初戦では98、06年の3得点を上回りクラブ最多。
○…FWレオナルドが2得点。浦和の新外国人の公式戦デビュー戦2ゴール以上は93年ナビスコ杯(現ルヴァン杯)のMFルンメニゲ(2点)以来27年ぶり2人目。