【ルヴァン杯1次リーグA組第1節 川崎F5-1清水 ( 2020年2月16日 等々力 )】
川崎Fが連覇へ好発進した。4―3―3の新布陣で臨み、長谷川&小林が2発決めるなど5得点。導入から1カ月で課題も浮き彫りとなったものの、鬼木監督は「合宿からやってきたことを前面に押し出してやってくれた」と一定の評価を与えた。
昨季はルヴァン杯制覇もリーグ戦は4位。3連覇を逃した。その一番の要因がホームでの引き分けの多さ。自陣に引いた相手をなかなか崩せず、9分けだった。そこで「新たな挑戦」と導入したのが、ゴール前により人数をかけ、ハイプレスからの速攻を仕掛けやすい新システムだ。前半10分の先制点も前線でボールを奪い速攻からFWレアンドロ・ダミアンが今季初ゴール。いきなり威力を発揮した。
ただ、後半は相手にボールを支配される時間帯もあり、小林は「(前からのプレッシャーは)全部は体力的にもいけない。落ち着かせる時間帯も必要」と課題を口に。今後新布陣にさらに磨きをかけ、ルヴァン杯連覇&リーグ王者奪回を目指す。