U―17日本代表選出 尚志の“攻撃型CB”アンリ、夢はW杯優勝&リバプールで活躍
2020年03月08日 18:05
サッカー
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先月29日には日の丸を背負い、鹿児島県での交流戦に2試合で先発出場。決勝のU―19東ティモール戦ではCKからヘディングでゴールも決めた。「みんなうまいし、判断も速いし、準備も怠らない。だいぶ意識が変わりました」と刺激を受けた。試合ごとに実力を上げていく姿にU―17代表の船越優蔵監督(42)からは「覚醒したな」と言われ、コーチ陣からも「おまえはプロになるのは当たり前。そこからだ」と絶賛された。
アンリの凄さはポテンシャルの高さだけではない。尚志の仲村浩二監督(47)は「性格が素直。向上心の塊」と評価する。多くの誘いがあった中から尚志を選んだ理由も、苦手な足元の技術を向上させるためだった。「今はロングフィードやパス精度も上がってきている」と弱点に立ち向かう謙虚さもある。
アンリと言えば、元フランス代表のFWティエリ・アンリ氏を連想させる。選手権後はアンリ氏のように「FWもやってみたい」と語ったが、今はDFに専念。「センターバックからでも前線に上がっても良い。ドリブルしてワンツーしてミドルシュートだって打てる」。“攻撃的センターバック”として尚志、そして代表をけん引する。
技術向上のため、毎日のように海外サッカーを見ている。「将来はA代表に入ってW杯で優勝する。そしてリバプールで活躍する。そのためには人間性を変えていないとダメ」。自慢のアフロヘアをなびかせ、アンリが夢を語った。(近藤 大暉)