聖火リレー中止も…丸山桂里奈「延期ならみんなで走れるかも」なでしこ再集結に期待

2020年03月26日 14:09

サッカー

聖火リレー中止も…丸山桂里奈「延期ならみんなで走れるかも」なでしこ再集結に期待
丸山桂里奈 Photo By スポニチ
 元サッカー女子日本代表なでしこジャパンで、タレントの丸山桂里奈(37)が26日、フジテレビ系「ノンストップ!」に電話で生出演し、福島県でランナーを務める予定だった東京五輪の聖火リレーの中止について語った。
 丸山はなでしこリーグ東京電力マリーゼに所属していた縁で、同県を走るランナーの第1走者の1人に選ばれていた。世界中で感染拡大を続ける新型コロナウイルスの影響でリレーが中止に。それでも「今回、なでしこでも走れない人たちがいたり、川澄(奈穂美)も(所属チームがある)アメリカから来るリスクがあって来られなかった。それが1年後に延期となったら、みんなで走れる可能性が出てきたので、そこはすごくプラスに考えています」と前向きにコメントした。

 聖火は現在、福島に保管されている。丸山は「絶対に福島に置いた方がいいと思う。みんなが一つになって待ってくれていると思う」と期待した。

 番組では、東京五輪の延期発表の前日に収録したという丸山の独占インタビューも伝えた。丸山は05~09年まで福島を拠点とするマリーゼに所属。11年には女子ワールドカップ(W杯)優勝メンバーとなった。「出身が東京なんですけど、福島で5年間、生活していたし、(聖火リレー)スタートのJヴィレッジは自分のチームで練習していて、自分のホームで走るという感じです」と、第2の故郷への愛着を口にしていた。

 所属当時は福島第1原発で働いていた丸山は、第1原発の所長だった吉田昌郎氏から講師ともに世話になっていたという。勤務は3時間で、あとはサッカーの練習だった丸山は、多少の後ろめたさも感じていたが、吉田氏から「サッカーを一生懸命やるという姿を見せることが、会社のみんなが元気になることだと思う。勝ち負けもそうだけど、そんなこと気にしないでやっていい」と励まされ、「だからサッカーに集中できていた」と感謝した。

 11年に東日本大震災による原発事故で陣頭指揮をとった吉田氏は、13年に食道がんで死去した。丸山は「今は吉田さんはいませんけど、あの人たちがいたからいろんなことをみんなで乗り越えられたのかなと思う。今回も聖火リレーでJヴィレッジを走るというのもそこにつながってきている」と、涙ながらに決意を口にしていた。

 バラエティー番組ではおふざけキャラとしてブレークした丸山だが、インタビューではいつになく真剣に語った。MCのバナナマン設楽統(47)は「普段の明るい丸山さんと違った一面を(見た)ね。そういう思いを持って(聖火リレーを)走る姿を見たい」としみじみコメント。一方で、インタビュー映像後、丸山が聖火リレーの際にはく予定だったという勝負下着の話題に移ると、「さっきの話からの落差…ね」と静かにつぶやいていた。

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