カレン・ロバート“第2の人生”は選手兼オーナー「子どもの夢を叶えられるクラブを」
2020年05月02日 06:30
サッカー
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オランダ・VVVフェンロ時代の2013年、カレンがNPO法人として発足させたサッカースクールが母体だ。「子どもの夢を叶えられるクラブを作りたかった」。J1柏、J2千葉がカバーしていない木更津市をホームタウンに設定。翌年は3面のフットサルコートを開設するなど、着々と地域に根ざしたクラブの実現を目指してきた。
今年3月には、木更津市と不動産貸付契約を締結。東京アクアライン連絡道の袖ケ浦インターから、約3キロに位置する学校跡地をホームスタジアムとして改装することが決まった。体育館、宿泊施設も備えた総合スポーツ交流施設として今夏のオープンを目指しており、カレンは「ここがクラブ強化の拠点になる」と、期待に胸を膨らませる。
市立船橋時代は2度の日本一を経験。2種で出場した03年天皇杯3回戦では、同年J1王者の横浜相手に2―2の同点に持ち込み、PK戦の末に敗れた激戦は今も語り草となっている。「よく市民の方々から“市船のカレン”って呼ばれるんです。その後、Jリーグで新人王獲ってるんですけどね」。いつの日か、“木更津のカレン”と呼ばれるまでユニホームは脱がない。(清藤 駿太)