J再開後初コロナで中止 名古屋、感染さらに2人…濃厚接触者特定間に合わず
2020年07月27日 05:30
サッカー
リーグのガイドラインでは、登録エントリーが14人以上(GK1人含む)いれば試合開催の方針だった。25日夜には、陰性が確認されていた選手17人とスタッフ1人が公共交通機関を使い広島入り。だが、名古屋市の保健所から「濃厚接触者なし」と判断された宮原のケースより1日遅れたことで、この日判明した2人の陽性者に関する濃厚接触者の特定が遅れた。村井満チェアマン(60)と共同ウェブ会見に臨んだ名古屋の小西工己社長(61)は「濃厚接触者の特定が試合開始直前になる」と説明。結果的には濃厚接触者ゼロと判断されたが、メンバーが14人以下となる可能性や、感染拡大のリスクを考慮した判断だった。
クラブは検温や手洗いの徹底や不要不急の外出自粛などを求めてきたが、6月にFW金崎夢生(31)とGKランゲラック(31)が感染。今月に入ってから新たに3人が陽性判定を受けた。小西社長は「それぞれのつながりが確定していない。まずは濃厚接触者の特定に全力で協力させていただき、つながりがあれば対策させていただく」としたが、感染が判明した渡辺は選手寮で生活しており、隔離されたのも寮内。クラスター化の懸念は否定できない。
今後は保健所の指導の下でクラブの管理態勢を見直すとともに、27日には改めて全選手、スタッフのPCR検査を実施する。さらに、29日と、リーグが実施する週末の検査を合わせて1週間で3回のPCR検査を行うという。次節は8月1日にホームで行われる柏戦の予定。小西社長は「全力で柏戦へ向けて準備したい」と悲壮な決意を示した。
おすすめテーマ
2020年07月27日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
独1部移籍決定の遠藤渓太 横浜ラストマッチも無念の負傷交代
-
浦和DF槙野、今季初先発で完封“因縁”相手に13年ぶり雪辱
-
横浜FC 42歳MF俊輔、6戦ぶり先発も3連敗…J1最年長弾お預け
-
鹿島 課題セットプレーから2失点…最下位転落 MF土居“一撃”ボレー弾でドローも
-
FC東京 渡辺&森重“勝利ムード”DF弾実らず痛恨の失点…昨季の雪辱を果たせず△
-
川崎F 五輪世代コンビで6連勝 三笘プロ1号&田中今季1号
-
湘南 ミスで逆転負け…FWタリクのJデビュー弾もうれしさ半減
-
神戸 決定機逃し敗戦 古橋「あのチャンス決めていれば」
-
G大阪・宇佐美 弾丸ミドルで4連勝 暫定2位浮上
-
清水 7戦目で1勝 クラブワーストタイ“不名誉記録”に終止符
-
鳥栖FW石井、J初ゴールで先制もドロー 今季初勝利お預け
-
C大阪・坂元 J1初ゴールで執念ドロー
-
J2金沢 5発大勝で2連勝!勝ち点10で8位浮上
-
本田圭佑 中高生対象に“超格安”オンラインスクール開始を発表