G大阪・宇佐美 弾丸ミドルで4連勝 暫定2位浮上
2020年07月27日 05:30
サッカー
![G大阪・宇佐美 弾丸ミドルで4連勝 暫定2位浮上](/soccer/news/2020/07/27/jpeg/20200727s00002179064000p_view.jpg)
その右足は覚えていた。“神戸キラー”を証明したのは、1点リードの後半41分だった。井手口のパスを受けると、宇佐美は右足を振り抜いた。「あれぐらいの距離のシュートを、毎日居残りで練習していた。(足を)振ることに迷いはない。コースも見えていた」。ゴール左上に突き刺さる約25メートルの弾丸ミドルに胸を張った。
対神戸では15年7月25日以来の得点。その間は2度目のドイツ移籍でブランクがあり、昨年8月2日の対戦時はまだ復帰したばかりで、Jリーグのリズムに慣れる段階だった。しかし万全の状態なら、話は違う。これで対神戸は公式戦13得点目。守備に追われる苦しい状況下、勝利を決定づけた。
この日の昼食時。吹田市内で食事をとっていると、同じ“プラチナ世代”の小野が店に入ってきたという。宇佐美は入れ違いになるように店を後にすることになったが「食事代を支払おうと思ったら財布を忘れてて…」。そこで居合わせた小野に「おごって」というと「きょう得点を取ったらな!」と返された。「だからゴールを取った後に(既にベンチに下がっていた)ユウジのところに行ったんです」と笑わせた。
新型コロナウイルス感染防止のため東西2ブロックに分けた西日本シリーズ最終戦を4連勝締めで飾った。次戦からは関東の強豪との対戦が待ち受ける。その第1弾が首位・川崎F戦だ。6年ぶりのリーグ優勝を狙ううえで絶対に負けられない。
《小野が移籍後初得点》今季鳥栖から完全移籍で加入したMF小野が移籍後初得点をマークした。0―0の後半17分、DF高尾の高速グラウンダーパスに反応。「軸足に当たるラッキーな形だったけど、ゴールできて勝利につながったのは大きい」と笑みを浮かべた。守備でも奮闘し、2試合連続無失点に貢献。気持ちを前面に押し出す“ハードファイター”は「もっと勝ちを積み上げていきたい」と早くも次戦へ気持ちを切り替えた。
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