J1清水・山室社長 長期ビジョンで「新スタジアム」重要視
2020年08月08日 07:30
サッカー
また5月にクラブで実施した観戦環境向上へ向けたアンケートでも設備の修繕要望が多かったという。「今まで制裁は課されていないが来年突然ということも否定できない。それに今の設備とアクセスの悪さでは娯楽を楽しむ場所としてはハンデがある」と危機感を募らせているが、昨年まで状況が進展することはなかった。
先月にはJR清水駅近くの民間の土地が候補地として注目をされたが具体的な動きにつながる気配はない。山室社長は2月の表敬以降も何度か市に陳情に訪れたといい「今後クラブとしてもいろいろ提案をしていきたい」と少しでも前に進めるように注力する方針。市の財政的な問題もあるが15年に竣工したG大阪の本拠地・パナスタは建設資金の多くが寄付金でまかなわれた例もあるだけに、今後も知恵を絞りながら働きかけを続ける。
「半年間、クラブの内部も見てきた。スタジアムに関する大きな課題は(次への)ステップ感のなさ。ここは今変えないと10年後も変わらない。今何をやらなければいけないのか。アクションを起こしていかないといけません」。
乗り越えるハードルの多い新スタジアム問題。実現への道のりは険しいままだ。ただ止まっている時計の針が動き始めそうな予感は十分に漂っている。
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