川崎Fに死角なし 神戸を圧倒6発!連覇へ前進 超変則2020ルヴァン杯4強決定

2020年09月03日 05:30

サッカー

川崎Fに死角なし 神戸を圧倒6発!連覇へ前進 超変則2020ルヴァン杯4強決定
<神戸・川崎>前半、自身2点目のゴールを決めて喜ぶ川崎Fの小林(左端) Photo By 共同
 【ルヴァン杯準々決勝   川崎F6―0神戸 ( 2020年9月2日    ノエスタ )】 準々決勝4試合が行われ、連覇を狙う川崎Fはアウェーで神戸と対戦し6―0圧勝。FW小林悠(32)が先制点を含む2得点と気を吐くと、FW斎藤学(30)の今季初得点などで公式戦今季最多タイの6発快勝。11月7日の決勝切符を懸けた10月7日の準決勝では、名古屋を破ったFC東京と対戦する。柏と、PK戦を制した横浜も準決勝に駒を進めた。
 連覇へ、自慢の攻撃陣が再び爆発した。前半7分、小林の左足ミドルの先制点を皮切りに、斎藤の今季初得点、さらに20歳の宮代がJ1相手に初得点などゴールを重ね続け、終わってみれば今季最多タイの大量6得点。序盤から攻守で相手を圧倒しての快勝に、鬼木監督も「スタートから100%出して戦ってくれた」と満足げに振り返った。

 転んでもただでは起きなかった。チームはリーグ戦再開後、4―3―3新布陣を武器に10連勝を記録。それでも8月23日の名古屋戦に敗れて連勝がストップすると、続く同26日の神戸戦も苦戦し2―2のドロー。相手の徹底した対策も一因だったが、指揮官は「相手に合わせ過ぎた」と、敵を意識するあまり攻撃的な姿勢が薄れていたと分析。「自分たちの良さをまず出そう」と原点に立ち返ることを誓っていた。その中で4日前に清水に快勝。この日の大勝にもつなげ、小林も「勝利への執念もしっかり見せられた」と納得の表情だ。

 清水戦では左足の大ケガからMF中村が10カ月ぶりに復帰。この日は斎藤も1得点2アシストで見事な復活を遂げた。斎藤は1週間前の神戸戦では、19人目のメンバーとしてスタンド観戦。それだけに「不思議なもの」と照れ笑いを浮かべながら「ベンチに入ってない選手も含めて一丸でやれている」と胸を張った。これで今季はすでに15選手がゴールを記録。破壊力抜群の攻撃陣が、連覇へ向け、さらに勢いを増してきた。

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