森保ジャパン、来月オランダ遠征 ようやく20年初活動 海外組のみで編成へ
2020年09月12日 05:30
サッカー
編成は、国内組が帰国後2週間の自主待機が必要なため、全て海外組の見通しだ。吉田、長友ら常連組に久保、堂安ら五輪世代の40人以上が現在、欧州でプレーしている。昨年11月のW杯予戦キルギス戦も先発10人が欧州組だったように、ベストに近い布陣も十分可能だ。反町委員長は「強化、選手たちの現在地を把握する場にしたい」と話した。
試合はいずれも無観客開催。森保監督らスタッフは約40分で結果が判明するスマートアンプ法で陰性を確認後、成田空港に向かう。滞在地、試合会場も1カ所に限定。移動も練習場、試合会場の往復にとどめる。選手全員は陰性確認後に試合を行う。ウィズコロナ時代の親善試合。感染対策も万全を期す。
今回は欧州勢がネーションズリーグ、南米勢がW杯予選のため、アフリカ勢との対戦となった。日本協会は11月にも欧州遠征を計画中で、海外メディアによればメキシコとの親善試合も浮上している。今後、制限が解除されれば国内組招集の可能性も高まる。昨年12月のE―1選手権以来、A代表にとって待望の20年初活動。来年3月に延期されたW杯予選に向け、貴重な一歩を踏み出す。
《どちらもW杯で対戦経験、カメルーンには3勝1分け》日本はカメルーンに対し通算3勝1分け。10年W杯南アフリカ大会では1次リーグ初戦で対戦し、本田が決勝点を挙げて1―0で勝利している。また、コートジボワール戦は通算2勝2敗で、14年W杯ブラジル大会の1次リーグ初戦は1―2で逆転負け。なお、同国のU―23代表は東京五輪の出場権を獲得している。