浦和のMF柴戸海(24)が「興梠の動き」を参考に20日の川崎F戦(埼スタ)で2戦連発をもくろむ。元々、アグレッシブな守備力に定評ある柴戸は前節13日の札幌戦で今季初得点となる決勝ゴールをマーク。この日、オンライン取材に応じると「ゴール前に入って行くのは常に意識してます。中への入り方は(興梠)慎三さんのゴール前の動き出しを参考にしてます。相手から隠れ、一瞬の動きで相手の前に入る。クロスへの入りとして参考にさせてもらってます」と明かした。
1試合で12キロ以上を走破する運動量、自慢の守備力に加え、主軸に成長しつつある今季は攻撃面での貢献もテーマに掲げる。ゴールはもちろん「得点に繋がるパス、得点の流れでの前につけるパス、ビルドアップでどう前に運ぶか、という部分はもっともっと伸ばしたい」と話した。
次戦の相手、川崎Fは今季17試合で52得点と圧倒的な攻撃力を誇り、現在首位を独走する強敵だ。「1人ではなくチームとしてどう守るか、統一感を持って針の穴も通さない強固な守備を築く。少しずつフラストレーションを溜めて行けば、そういう所から自分たちのカウンターが出せるようになると思う」と話した。