清水、J1通算400勝!王手から8戦足踏みも…6クラブ目の金字塔
2020年09月20日 05:30
サッカー
0―0で迎えた後半9分にFWカルリーニョスの今季6点目で先制。札幌戦以来取れていなかった先取点で勢いづくと、その後FWドゥトラとFW西沢にもゴールが生まれて3得点。守っては最終ラインに故障者が続出する苦しい台所事情の中、ボランチが本職のMF六平とMFヘナトを入れた3バックを中心に8戦ぶりに無失点に封じた。ドゥトラは「全員の力で勝つことができた」と1カ月以上続いた“トンネル”を抜け出し笑みを浮かべた。
今季は昨季王者の横浜でヘッドコーチを務めたクラモフスキー監督が就任。ポゼッション重視の攻撃的サッカーに転換を図った。前線に人数をかけることで目指すスタイルを体現する一方、守備のリスクを排除できず、ここまでリーグ最多の40失点。8月19日の横浜戦以降は96年以来の7連敗を喫した。
クラモフスキー監督は「苦しい時期だったが、それを受け入れてブレずにやらなければいけなかった」。システムなどのマイナーチェンジは施しながら、横浜1年目の18年に残留争いを演じた経験も生かして根本は変えなかった。
23日の次節はホームで浦和戦。六平は「まだ一つ勝っただけ」と気を引き締めた。今季初の連勝を飾って巻き返しを本格化させる。