【明治安田生命J1第17節第1日 G大阪1-0札幌 ( 2020年9月19日 札幌厚別 )】
苦しむチームを救ったのは、またもやG大阪の背番号39だった。0―0の後半33分、途中出場のFW渡辺が決勝弾。ヘディングシュートはGKの好セーブに阻まれたが、こぼれてきたボールに再び反応して右足で叩き込んだ。
「一発目で決めたかったけど押し込めて良かった」。7月8日の名古屋戦では試合終了間際に同点弾。4日後の清水戦でも後半44分に決勝弾。今季の3得点は全て途中出場と勝負強さを発揮している。J1通算100得点まで“マジック3”とした34歳は「本当は去年決めたかったんだけど」と笑いつつ「今シーズン中には達成したい」と過去14人しかいない大台到達を見据えた。
清水戦以来の4バックシステムで3試合ぶりの勝利で、守備陣は9試合ぶりの無失点。右太腿を痛めて交代した主将のDF三浦の状態は気がかりだが、来季ACL出場圏内の3位・FC東京とは勝ち点6差に縮まった。